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statement
この島は、東京都からおよそ180Km離れた小さな島。20世紀に入ってからもたびたび噴火を繰り返している。
1983年 ある集落は壊滅的な被害を受け、学校が溶岩に飲み込まれた。
2000年 噴火を受け、住民は全島避難となる。
これらの写真は2000年の噴火から7年後の島を撮ったものだ。上陸にはまだガスマスクの携帯が義務付けられていた。
そこかしそこには、かつての噴火によって受けた爪痕が残っている。
かつて噴火の影響を受けた大地の浸食を防ぐため、植林された木々は噴出される火山ガスの影響で立ち枯れていた。
その立ち枯れた木々の間からは島自生の植物が茂りはじめ、島が生き返り始めているようであった。
人の手が入らなくなると、私たちが思った以上に早く自然はそれを飲み込んでいく。
このことを「荒廃」とみるのか「蘇生」とみるのかは、恐らく立場の違いでしかない。
(Miyake island 2007.8.22-26. Upload 2018.11.11)
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